ハクレイの取り組み
地域に必要とされる酒蔵
酒蔵というものは元々、地域コミュニティの核となる存在でした。ハクレイ酒造は、京丹後の地で江戸時代から酒造りを行なっております。この自然豊かな地とこの地を守り続ける地域の皆さんに感謝し、地域社会へ収益を還元しております。
・小学校や郵便局の建立
・地域のアーティストへの援助・育成
・文化事業を招聘し、地域の方を無料で招待
また、酒蔵見学も行うことで、観光客を地域に呼び込み、持続可能な事業モデルの構築に取り組みます。収益を還元し、地域に奉仕・貢献をしていかなければ酒蔵としての意味はないー。どのように地域に奉仕・貢献のできる事業であるかを日々考え、「地域に必要とされる酒蔵」を目指しております。
共に作る地域との共創
ハクレイ酒造の取り組みのひとつに、「地域社会との共同開発」があります。通常の酒造メーカーであればあまり行うことのない地域の皆さんとのプロジェクト。まずは京丹後の地から、ということで、京丹後の地域の皆さんとともに、新たな日本酒造りに取り組みました。弊社取り扱い商品の「真名井」「大鬼」はこうした取り組みの中から誕生しました。
今後は、京丹後の地のみならず、各地域の方と進めていきたいと考えております。「地域の特産品を使ってお酒を開発したい」「オリジナルのお酒を作りたい」ーー。世界のどこかにいる、一番その商品を作りたいと思っている方のサポートを、これからもどんどん進めてまいります。
京丹後初の酒米山田錦
1999年秋、山田錦の第1人者である故永谷正治氏指導のもと京都府丹後の地に初めて山田錦の稲穂が実りました。香田の酒米です。
山田錦は栽培の難しい品種です。稲の背丈が高く、粒が大きいことから台風などで倒伏しやすく、農家泣かせと言われるお米です。しかし「美味しいお酒を造るには、材料となる酒米の質が大切」という強い信念で、新たなチャレンジを成功させました。
現在、6名の契約農家さんと共に山田錦を育てています。野生に近い品種でもあるので、全員がエコファーマーの認定者、農薬や化学肥料を減らして環境に優しい農業を実践する農家です。
これからも、酒米作りを行うことで、地域農業の発展に貢献してまいります。